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仲間と楽しく、チーム一丸で(大江×山田)Vol.4

「地域活動支援センターあすぴれんと」に通うメンバー(当事者)の大江 章介さん(第3代あすぴれんと無差別級王者:左)と、臨床心理士の山田 雄大(CPWAA副理事長:右)

チームとしての活動を続ける中、大江さんは一つの課題に出会いました。

そんな大江さんが、読者の皆様に伝えたいこととは…。

チームの実態

大江:今は、8人ほどでやってるんですけど。それを、もっといろんな人に楽しさを共有してもらいたいなっていうのはあるんですけどね。本当に楽しいから。もし、新しく入ってきても、なかなか定着したりとか、今やっている皆のレベルに合わせるとなると大変かもしれないけど…。選手の中でもバレーの経験者として教えてくれる人いるので、そういう意味では、来てくれた人がじっくり楽しんでもらえたら。一度来てくれたら、楽しくてまた行かずにはいられない、自分のライフサイクル・ライフワークみたいになってくれるんじゃないかなって気がしますね。

山田:ぜひ、新しい方にも来ていただきたいですね!

広報活動の難しさ

大江:今まで、新しいメンバーを集めようって宣伝活動、広報活動をしてきたんです。2年程前から各保健福祉センター、千葉市の6区にリーフレッとパンフレットを置かせてもらったりとか。ポスターもオリジナルのものを手作業で作っているので。千葉市こころの健康センターにもポスターを2枚貼らせてもらっているんですけど。でも、公的機関にPRとか、「こういう活動やってますので、もし希望の人がいたら連絡回して下さい」みたいに公的機関に言っても、なかなか集まってこないんです。結構、内々というか、口コミで知り合い同士で練習に来てみたいという感じになるので。そういうのが強かったりするんで。でも、今こうやってお話している時間もPRになるとしたら、こういうPR的な宣伝みたいなのは、継続してやれたらありがたいなって思いますね。

難しい現状とニーズ

山田:すごい活動をされていますね。

大江:当事者でやっているってのがあまりないみたいですね。施設のチームでも、スポーツ人口の減少というか、就労訓練とかそっちに流れちゃう場合があるみたいですね。そういう流れで、スポーツ人口がだんだん減っていっているってのはあるかもしれないですけど。でも、純粋にスポーツで汗流しても気分転換に繋がるってのはなんだけど、そういう風にリフレッシュしたいって人やニーズは結構あると思うんですよ。就職してからもスポーツしたいって人もたくさんいると思うので。そういった人の受け皿にもなれたらいいなっていうのがあるんです。

山田:最初にお話があったように、ベイドライブ千葉って、ただのリハビリとかデイケアとは違う、本当に「心からスポーツを一緒にやろう」っていうようなチームですよね。確かに、そういうのがあったらいいのになとか、一緒にやりたいなって人はいそうですよね。

大江:本当に、そういうコミュニティとしてあれたらいいなって。就職したら、そういう人は就職しておしまいじゃなくて、スポーツやりたい人はスポーツをやりにそこに来るみたいな。環境が整っているっていうのは、非常に大事なことだと思うし。

大江さんが目指す目標

大江:うちは、具体的な目標として、関東大会みたいなものがあるんです。千葉市大会で勝ったら関東大会、関東大会で勝ったら全国大会みたいな。恐らく、関東大会でベスト4いける力はあるんですなんとか行ける力はあるんですけど、そこから上を目指すには、プレイヤーの人数を増やしたりとか。ソフトバレーは6人制なので、6対6でできるくらいの感じの練習形態が常にできると、すごく実践的な練習ができるので、すごく強くなっていくと思うんですよね。今より、さらに。そういう風に、人が増えていったらいいなって思います。