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仲間と楽しく、チーム一丸で(大江×山田)Vol.1

「地域活動支援センターあすぴれんと」に通うメンバー(当事者)の大江 章介さん(第3代あすぴれんと無差別級王者:左)と、臨床心理士の山田 雄大(CPWAA副理事長:右)

地域活動支援センターあすぴれんとのメンバーであり、プログラムでは皆のリーダーも務めている大江章介(おおえ しょうすけ)さん。今回は、副理事長の山田と『福祉とスポーツ』のテーマで対談しました。

大江さんには勝ち負けだけではない、強い思いがあるようで・・・。

あすぴれんとの仲間「大江章介さん」

山田:大江さんは、あるスポーツをされているということで、スポーツ選手としての大江さんとしてもお話いただければと思います。

大江:山田さん硬いですね(笑)

山田:こういうの苦手で(笑)では、初めてこのウェブマガジンを見る方もいらっしゃると思うので、簡単に自己紹介をお願いしてもいいですか?

大江:はい。地域活動支援センターあすぴれんとの利用者、メンバーの大江章介と申します。今日はよろしくお願いいたします。

山田:お願いいたします。大江さんも硬いですね(笑)

当事者で運営しているクラブチーム

山田:大江さんは、ある団体で活動されていると聞きまして。まず、その団体や活動の紹介をいただきたいと思います。

大江:はい。当事者で運営しているクラブチーム『ベイドライブ千葉』でソフトバレーボールをやっています。そのチームのキャプテンに去年の今頃になりまして、活動しています。当事者だけで、主に運営しているチームですね。

山田:当事者だけで運営しているソフトバレーボールのチーム!

ベイドライブ千葉とは

大江:チームの成り立ち、経緯みたいなのがあって。もともと、ある病院のデイケアでやっていたプログラム、ソフトバレーボール活動が前身にあったんです。それがちょうど2011年4月以降にクラブチームとして独立しました。施設の垣根を越えて、いろんな人たちとバレーボールで楽しもうっていうサークルチームが誕生したんです。障害とか当事者のスポーツって、施設とかに属していることが多いんですけど、うちのベイドライブ千葉の場合は、特別な形態というか、スタイルなのかな。

山田:そうですよね。病院とか、施設、クリニックとかのチームというのは耳にしますね。そこから派生してできたチームなんですね。またちょっと形が違うみたいですね。

大江:今はベイドライブ千葉っていうサークルチームになってますけど、いろんな意味でサポートしてもらっているJRの新検見川駅近くの就労支援事業所「プラクト」ってところがあるんです。そこに事務的なサポートをしていただいています。

自分たちで何でもやる!

山田:具体的に、自分たちで運営するというのは、どのようなことをされているんですか?

大江:最近、監督さんにボランティアでついていただいたんですけど、それ以外…例えば、練習メニューを考えたりとか練習場所を確保することとか。練習試合をやりたい時に、相手側のチームと連絡調整したり、メンバーの日程調整とかも。キャプテンの自分が全部やっているんですけど、今のところは。

山田:今、お話された内容を大江さんご自身がされているんですか!?

大江:そうですそうです。練習相手を探したり、練習場所を借りたり。場所を確保するのがすごく大変なんですね。ポートアリーナを借りたり、スポレク*を借りたり。結構、難しいんですよ。


*千葉県障害者スポーツ・レクリエーションセンター